業務報告・東京見聞録

つい先週のこと、3泊4日の東京出張に出かけました。毎年、日帰りでは行くものの、泊まりは初めて。緊張感いっぱいで、いざ、東京。

一日目。東京ビッグサイトで行われたメディケアフーズ展とホテルレストランショーを見学し、隣の号棟で行っている東京マラソンの受付を済ませ、そして、「在宅訪問栄養食事指導の現状と展望」なるセミナーを受講した。介護の現場を知らないながらも在宅では栄養の摂り方が偏ったり、専門家との連携がとりにくいということは理解できた。施設に入る方が幸せなのか、自宅で好きなものを好きなだけ食べることの方が幸せなのか。集団生活に馴染める人ばかりじゃないだろうし、性格にもよるだろうなぁ・・。セミナーの趣旨とは全く別のことを考えていた。夕刻、新宿着。あの大雪から丁度一週間、路肩や高層ビル群の日陰にはまだ雪が残っている。ホテルの部屋に着くと、送っておいた荷物が届いていた。底には湯たんぽをしのばせていたが、結局鉄筋コンクリート造りのホテルでは使うことはなかった。やっぱり要らんかったか。

二日目。都内池袋、某施設伺い。お会いした事務長は温厚で笑顔を絶やさない方だった。北海道・旭川ご出身ながら、上京して数年目の雪の日、駅近くで転んでしまい、大変ショックだったとか(雪質が違うとのこと)。いただいた名刺には、「口から美味しく食べることを支援していく」と書かれていた。こんな零細商店でも日々そのお役に立てていると知って少し誇らしく思った。午後からは、埼玉県川越市へ。ホーム長がわざわざ駅まで送迎して下さり、ダイニングで一時間以上もホームについて語って下さった。
「ご遺体はケアの通信簿」。いいお世話をしてもらったかどうかは、ご遺体を見ればわかるという意味らしく、大変重く受け止めた。(後日、出典のコピーを郵送下さった→「高齢者施設における看護師の役割(鳥海房枝)」)。

三日目。とにかく寒い。昨夜より寒気がするので訪問は葛飾区一軒のみにした。アポはとっていなかったが、福生市と西東京市に伺う予定だった。無念さが残る。考えてみると、大阪は香川県に次いで2番目に(面積が)狭いため、さほど移動に時間がかからない。やはり東京はデカかった。ユ○ケルと○ポビタンDを飲み、早く寝た。

四日目。昨日午後からゆっくり休んだ為か、体調はほぼ快復していた。さて最終日はいよいよ東京マラソン。整列し、開会セレモニーに。え、君が代?斉唱するのは何十年ぶりだろう。さすがは世界6大メジャー大会の一つ。ん?私の周りからは声が聞こえてこないぞ・・・(ひょっとして国歌が嫌いな種類の人たち?)やや挑戦的な視線を送ると周りは外国人(白人)の若者グループだった。ハハ・・。Cブロックスタートだった私は、号砲から2分20秒後にスタートラインを越えた。
紙吹雪が舞いランナー、観客より歓声が上がる。私はと言えば、テレビカメラが多く恥ずかしいので、テレビに映らぬようオーラも気配も消し、地味なランを心がけた。やがて15キロ過ぎ。よっしゃ、BCAA(必須アミノ酸)のサプリメントで筋肉復活ッ!!・・と左ポケットを探ると、出てきたのは朝食に切りもちと一緒に食べた味付け海苔だった。そういえば余ったものを確か、ポケットに入れたっけ(^^;)。
レースは、花の都・大東京にふさわしく、度肝を抜かれるスケール、大・大・お祭り大会だった。規模、スタッフの手際・段取りの良さ、そして観衆の人数。やっぱり東京はスゴい。感動。
気が付けばフルマラソンも私にとってもう10回目、昨年秋の自己ベストには2分ほど及ばなかったが、大きく崩れることなく、ほぼイーブンペースで完走することができた。
あっという間の4日間が過ぎ去った。お世話になった皆様、ありがとうございました。

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